河口湖畔の近くにある風洞実験施設 『風のアトリエ』

     風洞実験施設のスペック

     * 1986年建設
     * 風洞の形式 回流式境界層風洞
     * 測定洞の断面 幅3.1m,高さ2m,境界層風路長さ16m
     * ターンテーブルは直径~2.5mまでの模型が設置可能
     * 最大風速 22m/s



コーナーベーン


軸流ファン


風洞実験施設の概要


建築物が建設されると周辺では風の環境が変化します。

建築物の周辺では『ビル風』と呼ばれる強風が発生する場合があります。

建築物が建設される前後の風向風速の変化を風洞実験で調査し,風環境の予測および評価を行うのが風環境調査です。

『ビル風』がどのような場所で生じるか,緩和するにはどのような対策を講じればよいかなど,事前に調査することができます。



ターンテーブルから風上側を望む


風環境調査用模型とサーミスタ風速計



風圧調査用高層建築物模型

建築物の外装材を安全に設計するため,風洞実験により建築物模型の外壁に作用する変動風圧を測定し,設計クライテリアに応じた合理的な外装材用の風荷重を算定します。

風圧の測定は風工学研究所で自社開発した多点同時風圧測定システムにより行います。


建築物の構造骨組を安全に設計するため,建築物に作用する風力を測定し,動的な解析を行いながら設計クライテリアに応じた合理的な構造骨組用の風荷重を算定します。

実験では風力天秤または多点同時風圧システムにより,建築物に作用する風力を測定します。





風力調査用模型と5分力天秤



構造骨組検討用屋根風圧模型(左)と 実際の建築物(右)



振動調査用模型

建築物が風により空力的に不安定な振動をおこす場合があります。

空力不安定な振動の有無を確認するために行う調査が振動調査です。



地形による風の特性調査

建築物が建設される周辺の地形の変化が著しい場合には,設計でその影響を取り入れる必要があります。

風洞実験により地形模型を製作し風速の増減や乱れの変化などを調査します。



地形模型


煙による流れ場の可視化

建築物の周りの風の流れは非常に複雑です。

煙を利用することでそのような複雑な風の流れを見ることができます。

風の流れを可視化することによりいろいろなことが分かる場合があります。



風の流れの可視化