各種の実測による環境調査を実施する場合,実際の現象を正確にとらえ,適切なデータ解析処理を行うことが求められます。

風工学研究所では,風観測を主に,降雨,気温,湿度,気圧,日射,NOxなど様々な気象現象の観測を行っています。

また,観測したデータをもとに,それぞれのニーズに応じた解析・報告業務を行っています。


また,風工学研究所の観測システムは,時々刻々変化する気象現象を正確に記録し,インターネットを介して,データをメール形式でサーバーに配信する独自のシステムを構築しています。
(特許 第3215661号取得)

これまでに全国で延べ数百点に及ぶ実測観測の経験を生かし,環境調査の質にこだわりを持ち続けています。




観測の状況

高層ビルなどの構造物を建設する際に,その周辺の風環境の変化を把握・評価するために,ビル近傍で風の観測を実施することがあります。

そのような観測の多くは,風洞実験や数値流体解析の予測結果の検証のために行われ,適切な場所を選定し,四季による変動を考慮して1年間継続して観測することが求められます。

その他に,地域に吹く風の大きな流れ(性状)を把握するために,建物の屋上や鉄塔の頂部など,周辺の地物に影響されない場所に風向風速計を設置して,観測を行うことがあります。

得られたデータは,そのニーズに応じて,整理・解析が行われます。たとえば,ビルなどの建設による周辺への影響を評価するために,1年間(場合によっては,さらに長期間)のデータを用いて解析を実施し,風環境評価を行います。



超音波風速計


超音波風速計

昨今では,過去に経験したことのない高温や豪雨,強風などを記録し,甚大な被害をもたらすようなケースが出てきており,それらの観測ニーズも高まっています。

このような特異な現象を引き起こすメカニズムは複雑で様々ですが,現象をいち早く察知し,災害に備えることは,各方面から期待されています。

風工学研究所では,各地に設置された風向風速計,雨量計,温度計,湿度計,気圧計などのデータを自動的に取得・蓄積し,インターネットを通じてサーバーに配信するとともに,ある閾値を超える記録を観測した場合に,メールなどを利用して注意喚起するシステムを構築しています。